高配当ETFといえば米国で人気の(VYM)(HDV)(SPYD)などが有名ですね。どれも人気の高配当ETFですが、商品の中身は違いがあります。
中身が違えば社会から受ける影響も違ってくるので、それぞれの中身を知ることは資産を守るためにも大切なことです
この記事では人気米国高配当ETFの1つのVYMについて、掘り下げて解説していきたいと思います。
- 高配当株や高配当ETFについて興味はあるけど、銘柄が選べない
- VYM、HDV、SPYDについて知りたい
- VYMとは何なのか、具体的に何に投資をしているのか知りたい
以上の人に有益な情報となりますので、是非投資の参考にしてみてください
(VYM)バンガード米国高配当株式ETF
まずはVYMの基本情報をお伝えします
VYMの概要
VYMとは「バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)」のことで、運用会社バンガードが運用する米国高配当ETFです
米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数、FTSEハイディビデンドイールド指数に連動した成果を目指すETFとなっています
VYMの基本情報
商品名 | バンガード・米国高配当株式ETF |
基準価格(ドル) | 105.37 |
直近分配金(ドル) | 0.7488 |
純資産総額(百万ドル) | 39,190.04 |
分配金回数/年 | 4 |
分配利回り | 2.82 % |
経費率 | 0.06 % |
2021年12月現在の株価はというと、107ドル前後で推移している状態です。分配利回りは2.82%と少し物足りなく感じるかもしれませんが、経費率は0.06%と(HDV)(SPYD)の中でも一番低いコストを維持しています
VYMの組み入れ銘柄
気になる構成銘柄を確認してみましょう
銘柄名 | 構成割合 | |
---|---|---|
1 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM) | 3.69% |
2 | ジョンソン&ジョンソン(JNJ) | 3.14% |
3 | ホーム・デポ(HD) | 2.89% |
4 | バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 2.59% |
5 | プロテクター&ギャンブル(PG) | 2.55% |
6 | エクソン・モービル(XOM) | 2.00% |
7 | ファイザー(PFE) | 1.79% |
8 | シスコ・システムズ(CSCO) | 1.73% |
9 | コムキャスト(CMCSA) | 1.72% |
10 | ペプシコ(PEP) | 1.63% |
11 | メルク(MRK) | 1.63% |
12 | シェブロン(CVX) | 1.62% |
13 | ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) | 1.61% |
14 | コカ・コーラ(KO) | 1.60% |
15 | イーライ・リリー(LLY) | 1.58% |
16 | ウォルマート・ストアズ(WMT) | 1.57% |
17 | ブロードコム(AVGO) | 1.55% |
18 | ウェルズ・ファーゴ(WFC) | 1.55% |
19 | アッヴィ(ABBV) | 1.48% |
20 | インテル(INTC) | 1.45% |
VYMは全体的にバランスよく構成されているETFです。その中でも金融銘柄が全体の18%ほどと、やや高めに設定されています。その他に生活必需品、ヘルスケア用品が14%ほどとなっており、主にこの3つが主要セクターとして構成されています
また構成銘柄を詳しく見ていくと、私たちにも馴染みのある企業がいくつもあることがわかります。ジョンソン&ジョンソンや連続増配企業のコカ・コーラ。そして米国の大手金融のJPモルガンにバンク・オブ・アメリカなど幅広く構成されていることがわかります
VYMの株価チャート

こちらが過去から現在にかけてのVYMの株価チャートになります。こうしてみると緩やかに右肩上がりで推移していることがわかると思います
2010年の40ドル付近の頃から比較すると、2020年で90ドルを超え100ドルを超える勢いで伸びていました。その後は、コロナショックで大幅に下落してしまいましたが、すぐに株価も持ち直し現在では100ドルを超えています
高配当ETFなのでインカムゲイン重視で投資をする人がほとんどだと思うのですが、このチャートを見ればわかるようにVYMはキャピタルゲインによる利益も期待できそうです
VYMのメリット
それではVYMに投資をするメリットについて確認していきたいと思います
- 構成銘柄数が多くVYMに投資をするだけで幅広く投資ができる
- 経費率が低い
- 値上がり益も狙える
1つずつ見ていきましょう
構成銘柄数が多くVYMに投資をするだけで幅広く投資ができる
VYMはTSEハイディビデンド・イールド指数に連動し常に400銘柄前後で構成されています。分散投資が効いている分、一つの企業の業績に左右されないのでリスクを抑えながら投資をすることができます
また先程書いたように、金融、生活必需品、ヘルスケア、の3つのセクターが主なので、安定した利益を生む企業が多いこともメリットの1つです。生活に必要なものは、どのような局面においても購入される場合が多いので投資対象としても魅力的ですよね
経費率が低い
VYMは経費率が低いことも魅力です。(SPYDは0.07%)や(HDVは0.08%)と比較しても(VYM)が一番経費率が低く0.06%となっており、100万円VYMに投資をしていても手数料は年間600円となります。
投資信託やETFにはこのように手数料がかかるので、手数料も確認して購入するようにしましょう
値上がり益も狙える
株価のチャートを見てもらえるとわかるように、株価も右肩上がりで推移しています。2010年から2020年の10年間で株価や約2倍ほどになりました
通常値上がり益を狙って購入する場合は、VOOやVTIのように経費率を抑えて長期で運用するETFやS&P500に連動した投資信託を購入する人の方が多いと思います。配当金を目的に購入して、尚且つ値上がり益も狙えることから投資の幅を広げてくれそうですね
VYMのデメリット
こんなメリットいっぱいのVYMですが、少し残念な点、デメリットも存在するのでそちらも見ていきましょう
- 高配当ETFだが、配当利回りは控えめ
- 配当金は米国課税と国内課税の二重課税が発生する
では1つずつ見ていきましょう
高配当ETFだが配当利回りは控えめ
配当利回り2.82%というと、高配当ETFというには少し控えめかなと感じる人も出てくると思います。個別の企業で高配当銘柄と呼ばれるものなら、利回り4~5%の企業も数多くあります
ただし個別の企業の場合、売り上げや企業の状態などをしっかり把握して投資する必要があります。配当利回りが高いからといって、業績が安定しているということではありません。その点VYMのようにセクター別で約400銘柄に分散することで、リスクを下げながら安定して分配金をもらうことができます
VYMは利回りこそ控えめですが、銘柄選びに迷う必要がないという事は理解しておきましょう
配当金は米国課税と国内課税の二重課税が発生する
これはVYMに限った話ではありません。米国株や米国ETFの配当などの利益は、米国課税(10%)と国内課税(20%)の二重で課税されてしまいます。
ただし米国課税分は確定申告における、外国税額控除により一部の金額を取り戻すことができます。配当金による利益が少ない場合はそこまで気になるものでもないかもしれません。ただし金額が大きくなると全体で約30%も税金で持っていかれてしまうので、その場合確定申告をして、金額を取り戻すことも視野に入れてきましょう
VYMに投資をするには
VYMに投資をするには、ネットの証券口座を開設する必要があります
ここではVYMだけでなく様々な商品に投資ができる大手証券会社3つを簡単に紹介するので、証券会社選びの参考にしてみてください。ここで紹介する3つに関してはどれを選んでも問題はないほど優秀で人気の証券口座です
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
それでは一つずつ見ていきましょう
SBI証券
SBI証券は700万円以上の口座数を誇るネット証券最大の証券会社です
ネット証券といえばSBI証券というほど、認知されており証券口座に迷ったらSBI証券にしておけば間違いはないとされています。手数料の安さや、スマホアプリ、外国株などどのサービスをとっても高レベルとなっています
証券口座内でも、様々な投資情報を見ることができるので、投資レポートや、決算速報ニュースなど投資情報も豊富です。豊富な商品を取り扱っているので、ETF以外にも投資を始めたい人にもおすすめの証券口座ですね
楽天証券
楽天証券はSBI証券に次ぐネット証券として、こちらも人気の証券口座です
楽天証券は、楽天カードを使って積み立て投資をすることで1%のポイント還元があるというメリットがあるので、とてもお得に投資をすることができます。ポイントを使って投資をすることができるのも魅力です
四季報が見れたり、メルマガから有益な情報が送られてきたりと、証券口座内の情報も充実しているのでこちらもおすすめの証券口座です
マネックス証券
マネックス証券は銘柄選びをする際には最強の証券口座です
マネックス証券の最大の強みは、銘柄スカウターが使えることです。連続増配株や増益株を探すことができたり、自分の探したい条件に合った銘柄を検索することもできます
また米国株の取り扱い数がネット証券でNo1ということもあり、今人気の米国株への投資を中心にしたい方はマネックス証券の口座を開設してみていいかもしれませんね
まとめ
それでは今回の記事まとめてみましょう
VYMは金融、生活必需品、ヘルスケアの3つのセクターを中心に扱う米国高配当ETFです。組み入れ銘柄には大手から、今後の成長に期待ができる銘柄で構成されているので、安定した運用が期待できる。また配当金によるインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも期待できるETFなので高配当ETFで何に投資をするか迷った場合はまずVYMへの投資から始めてみるのもあり。
VYMは高配当ETFに投資をしようと考えた場合、投資対象としてはかなり魅力的なので、しっかり内容を理解したうえで投資をしていきましょう
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