
米国株って最強とか言われてるけど、最近なんか不安な見出しの記事が多いような気がする…。



そうだね。ここ最近米国株の調子が良かったのは金融緩和による影響もあっただろうからね、そこでインフレを抑えようとテーパリングからの、利上げが懸念されているのはだいぶ前からの話だ。実際テーパリングは既に始まっているからね。



ほ、ほうほう。なるほど。



米国には様々な懸念があるんだけど、そのうちの一つにサプライチェーン問題というのが取り上げられている。今回はそのサプライチェーン問題について解説していこうか。
アメリカの経済や、株価が不安視される要因の1つサプライチェーンの問題について
以上のことがわかるようになるので、米国へ投資をしている人でこの問題について知らない人はは是非見ていってください
アメリカの経済や株価の不安要素、サプライチェーン問題
米国株といえば、投資の世界では王道になってきましたが、その米国に今様々な不安要素があります
アメリカ経済は中国恒大集団をはじめとした不動産企業の行き詰まりや、FRBの段階的な金利の引き上げによりダウ平均は急落していました
10月に入りようやく35000ドル台まで回復したのですが、不安要素が多くまだまだ安心できないのが現状です
その一つがサプライチェーン問題です。サプライチェーン問題とはその名の通り、サプライチェーンに問題が生じ、商品が小売店などに届かない問題のことです。半導体不足などもこのサプライチェーンからきています
サプライチェーン問題が起こす経済不安
現在日本はコロナもかなり落ち着き市場に賑わいが戻ってきている所です。そしてそれはアメリカも同じです
アメリカに関してはコロナが収まってきているとはいえない状況ですが、ウィズコロナの流れで市場に人流が戻ってきているという感じですかね
過去一年半にわたり経済活動が止まっていたのですから、ようやく市場が賑わいだし世界経済が元に戻りそうだと株価も上昇しています
しかし実際そうなるかはこれから始めるクリスマス商戦なんかが重要になってきます。お正月もあり賑わいどころが待ち構えていますよね
ところがサプライチェーンの問題によって本当に商品が入荷されるのかという問題が起きているんです
実は直近10月アメリカのハロウィンである異変が起きていたのです。それが商品が棚にまばらにしか置かれていないという事だったんです
理由はもちろんサプライチェーンの問題から来ています。私たちがコロナから復活しようと経済活動が再開しても、サプライチェーンの問題はコロナから復活していなかったんですね
これは小売店の機会損失を生んでしまう大きな問題です。通常在庫が売れ残るよりも、売れるはずだった商品が手元に届かず、売る機会を逃してしまう事の方がはるかに損失が大きいんです
この状態がクリスマスまで続いてしまうと、小売店はかなりの打撃を受けてしまいます
11月、12月とクリスマスに向けて、私たちは自分のためや家族のためにお金を使いますよね。お店もそれを見越して魅力的な商品を仕入れるわけです。売れるとわかっているのに、仕入れをしないお店はありませんよね
しかし、実際は仕入れたはずの商品が本当に届くのかという懸念が出てきているんです
今までの自粛モードから一転して、リベンジ消費という反動消費が期待されています。そのリベンジ消費を期待して上がっている株価が、サプライチェーン問題により商品が届かず期待外れに終わると、期待していた分株価の下落も大きいと予想されているんです
それでは次にそんな不安要素のリスクについて解説していきますね
港が大渋滞
コロナによる感染者数も減少し、世界的に外出をする機会が増えてきました
そのことから人々の消費意欲も回復してきています。しかし、今までコロナで消費が落ち着いていたところに、急に供給が増加することで、サプライチェーンの細かなところに負荷がかかってきてしまいます
それにより、多くのコンテナ船が港で渋滞するという事態が発生しているんです。こうなった場合、食品などの期限がある物の通関が優先され、服や日用品なんかは後回しにされてしまいます
ハロウィンの商品がまばらにしか置かれていない状態というのはこういった背景からきているんですね
この状況がいつ頃回復されるか正確なことはわかりませんが、供給が間に合わないことで、物価の値段が上がってしまう可能性もありますし、コロナ渦でマスクの値段が高騰したようなことが今後起こりえるかもしれません
こういったリスクがあることを頭の中に入れておく必要がありますね
中国の計画停電
これに関しては詳細はまだわかっていないようですが、中国の各都市で計画停電が通告され現在進行形で行われています
これにより何が起こるかというと、工場の操業が止まるという事態が発生しています。中国と言えば世界の工場であり、その工場の稼働が停止するという事は様々な商品の供給が滞ることになります
停電の理由は、原油や石炭の高騰と言われたり、温室効果ガスの削減のための経済活動ではないかとも推測されています
理由はわからないにしろ、計画停電は現在進行形で行われているので、世界の商品の供給源の国がこれから生産能力を絞り始める可能性が危惧されています
日本では100円ショップの商品に影響が出始めているともいわれています。中国政府の計画停電については詳しいことはまだわからないようですが、中国の製品供給にリスクが存在するという事は理解しておいた方がいいかもしれませんね
まとめ
今回の記事をまとめると
サプライチェーンの問題により商品を供給する側のリスクが存在している
ということになります。コロナで縮小した経済を回復させるには今回のサプライチェーン問題をはじめ、供給する側の問題を解決していく必要があるということですね
私たち投資家もこのような背景を知っていることで、暴落に備えることができたり、早めに手を打つこともできます
今回は経済ニュースから、私の考えをも加えながら記事にさせていただきました。投資をしたいけど、どんなことを調べていけばいいのかわからない人の参考にもなればと思います
経済のニュースは難しい言葉が使われていたり、頭に入りにくい所もあるとは思いますが、このブログでも経済のニュースをできるだけわかりやすく解説していきたいと思っているので投資の参考にしてみてください^^
では今回は以上です
他にも投資にまつわる記事があるので、よかったら覗いてみてください^^


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