株式投資をしていると、始めのうちはどう銘柄を探せばいいのかわからず、掲示板に書いてある銘柄を買ったり、ツイッターなどで見かけた株を買ってみたりする人もいると思います
しかし、そのような方法だとどうしても損ばかりがかさんでしまうと思います。個別株投資で利益を上げるには自分で調べて納得のいく銘柄を買うことが何よりも大切です
今回はそんな銘柄を探す際のおすすめのサイトをいくつか紹介していきたいと思います。そのサイトの強みなども紹介するので、銘柄を探す際の参考にしてみてください^^
銘柄の探し方
銘柄は基本的にネット上にあるサイトを使って探すことをおすすめします
四季報などの本から探すという方法もありますが、本だと買いに行く手間があったり、文字がたくさんでわかりにくいという難点もあるので、手間も少なく、無料で見れるものが多いネット上にあるサイトを使うことをおすすめしています
ちなみにそういったサイトは有料のサイトや、課金制のサイトがあったりしますが、基本的にはお金をかけずとも重要な情報は得ることができます。なので私は基本的に有料のサイトに登録をする必要はないと思っています
無料のサイトを見てまだ知りたい情報が得られないといった場合は有料のものもいいかもしれませんが、今は無料でかなりの情報を得ることができるので、まずは無料で銘柄探しをしてみることをおすすめします
それでは早速みていきましょう
記事の最後には銘柄を探すのにお勧めの本も一冊紹介するので、興味がある人は最後まで見ていってください^^
Yahoo!ファイナンス
まず初めに紹介するのは【Yahooファイナンス】です
ランキング機能がとにかく見やすい
こちらのサイトは株式の値上がりランキングや値下がりランキングなど、その日の値動きの大きかった銘柄を一目で確認することができます。その他にも出来高や、掲示板の投稿数が多かった銘柄など、いろんな種類のランキングを確認することができます
その日は株価が上がった銘柄が多かったのか、下がった銘柄が多かったのかもランキングを見て比較をすることもできます
一目でここまで確認できるのはかなり便利なので、銘柄選びの際にはかなり重宝します。もちろんそこから自分なりに調べて、買いかどうかを判断する必要はありますが銘柄を絞っていきたい時などの参考になる事と思います
業種ごとに銘柄がまとまっている
業種ごとに銘柄が探せるのもYahooファイナンスの使いやすい点です
こんな感じでざっくりとではありますが、業種ごとに企業がまとまっているので、自分が探したい業種から企業を絞っていくことができます
ただより詳しく探したい場合は自分で探す必要があります。例えば半導体銘柄を調べたい場合は、電気機器などから探していかなければいけないので、そこは少し手間に感じるかもしれません
企業概要が充実している
企業のページに飛ぶと、企業概要を見ることができます。ここでは企業の特色だけでなく、その企業がどんな企業と繋がっているか連結事業も見ることができます。どんな業種と関りがあるか知ることはかなり重要ですからね、一目で確認ができるのはありがたいです
また代表の名前はもちろん、従業員数や、従業員の平均年齢なども確認することができます。将来性のある企業に投資をしたかったら、平均年齢が若い従業員が多い所の方が魅力ですよね
ただこの場合、若すぎる従業員が多い場合だと基盤ができていない場合もあるのでその辺の調整は難しい所です
株探
次に紹介するのは投資家にはおなじみのサイト【株探】です
個別企業の分析に最適
気になる銘柄を見つけたら、株探で企業の情報を集めると、よりその企業について詳しく知ることができます
会社のページに飛ぶと企業の概要を確認することができますが、そこで業種や、その企業のテーマなどを確認することができます。気になるセクターかどうかはここから確認をすることができます
収益性というページでは直近のROE、ROAなども確認できます
過去10年ほどの営業益や経常益、ROE、ROAは残念ながら有料コンテンツとなっているので過去から遡って調べたい場合は有料登録を検討してもいいかもしれませんね
ただし、他のサイトで過去の営業益などを確認できるところもあるので上手く使い分けることでお金をかけずに銘柄を探すこともできます。その辺りは有料登録をしてもいいですし、お好みで使い分けていきましょう^^
決算ページが見やすい
そして、充実しているのは決算のページです。売上高や営業利益など確認できるのはもちろんのこと、その日に決算発表された銘柄や直近の決算発表された銘柄も決算速報の項目から確認することができます
企業の成績が良いことは株価の上昇に大きく関係してくるところなので、決算の情報をどの企業が出しているかがすぐに見れる所は投資をする上で心強いですね
また、企業の決算ページでは一番業績が良かった年にピンクのマーカーがされてあり業績の良かった年もわかりやすく、今後超えてほしいラインを自分で設定しながら分析をしていくことができます。過去の業績を超えることは初心者でもわかりやすい株価上昇のサインにもなり得ますからね
ニュースが豊富
投資に関わるニュースが豊富なところも株探の魅力です
その企業に絞ったニュースもあれば、市場全体に関わるものまで幅広く見ることができます。スマホのニュースアプリなんかでは見れないような、企業や市場全体の詳しい情報を最新で見ることができるので投資の材料をそろえたい人は毎日チェックをしてもいいですね
また日本の状況だけでなく、米国の状況も教えてくれるのも嬉しいポイントです。ダウ平均が続落していればニュースになりますし、米国市場の現在の状況を一目で確認することができます
マネックス証券の銘柄スカウター
次に紹介するマネックス証券の銘柄スカウターはかなり強力なツールです。こちらはマネックス証券の口座を開設する必要がありますが、その手間に見合ったツールとなっています
ちなみに私が銘柄分析をする際はこちらの銘柄スカウターを愛用しています。使い勝手が良くかなりおすすめです
企業概要がわかりやすい
銘柄スカウターは企業の概要が他のサイトと比べると非常に細かく記載されています。無料で閲覧できるサイトと比べると一目瞭然です
例えば先ほど紹介した株探と比較してみましょう。例としてセルソース(4880)の概要を見てみます
こちらが株探の企業概要の欄です。テーマも書かれているのでなんとなく商品の概要を掴むことはできます
そしてこちらがマネックス証券の銘柄スカウターで見たセルソースの企業概要の欄です。同じ企業の概要なのにこの情報量の違いには驚かされます。企業の商品名もしっかり記載されていますし、主要の取引先も書かれていますね
どんな企業なのか知りたいときは、銘柄スカウターで見れば大体の全体像を掴むことができるでしょう
スクリーニング機能が強力
スクリーニング機能とは、自分が検索したい条件の企業を探す機能の事です。例えば、毎年売り上げや営業益が増加している企業や、予想PERや実績ROE、ROAを指定したりと細かい設定をして企業を検索することができるんです
自分がどんな企業を探したいか明確に決まっている人は、このスクリーニング機能を使えば一発で探したい企業を探すことができるので、これはかなり便利です
またこんな感じで、おすすめスクリーニングというものもあり、マネックス証券の方でそのテーマに合わせて条件があらかじめ設定されているものもあります
こういうものを見ていくのも面白いですし、条件を設定する際の参考にもなると思うので、気になるスクリーニングを見たり、自分でスクリーニングをかけてみたりしながら企業を探してみましょう
通期の業績推移やセグメントごとの業績も確認できる
企業の通期の業績推移が一目で確認できることもこのツールの強みです。株探では有料コンテンツとなっていた項目も銘柄スカウターでは無料でみることができます
例えばこちらはヤマダホールディングス(9831)の通期の業績推移ですが、1年ごとの売り上げや営業利益が一目で確認できますよね。右側にある経常利益や当期利益にチェックを入れればそちらのグラフも出てきます
毎年右肩上がりの銘柄もこのグラフを見れば一目でわかるので、銘柄分析の参考になることは間違いありません
そしてセグメントごとの業績も簡単に確認できます。簡単に言うとその企業が何で利益を上げているかを確認することができるんですね
ヤマダホールディングス(9831) のセグメント構成を見るとこんな感じです。やはり電気セグメントが大きな割合を示していますね。この面白い所は多くの企業を見ていくと、意外なところで利益を上げている企業もあったりするので、投資をする際には必ず確認しておきたいところです
銘柄スカウターはマネックス証券の口座開設が必要
今回紹介した銘柄スカウターに関しては使い勝手や情報量は抜群なのですが、マネックス証券の口座開設が必要なのが少し難点です。口座開設自体は無料で出来るのですが、口座開設をしたことがない人には少しハードルが高いかもしれません
当ブログでは楽天証券の口座開設手順を掲載しています。大きな流れや、口座の種類などは一緒なので口座開設をする際は参考にしてみてください
マネックス証券について解説した記事もあるので、口座開設を検討したい人はこちらの記事も合わせて読んでみることで、理解も深まることと思います。銘柄スカウターの為だけでも口座開設をする価値はあるので是非ご検討ください^^
おすすめ書籍 「会社四季報」業界地図 2022年版
最後に銘柄を探す際におすすめの本を一冊紹介したいと思います
【「会社四季報」業界地図 2022年版】です
「会社四季報」業界地図 とは
これはどんな本なのかというと、その企業に関連した企業をどんどん洗い出してくれる本となっています。例えば半導体銘柄を調べたいけど、メモリーやCPU、アナログ半導体など部品だけでも他にかなりの種類があり、且つ様々な企業が関わっていて訳が分からなくなってしまう人もいると思います
そこで業界地図を見ると半導体銘柄で大きくグループ分けをしてくれて、さらにどの企業がどこと関りがあるのか、買収された企業などの情報が地図のようにまとめられているので、知りたい業界の全体像を掴みやすい本となっています
ただ私は企業を知ることがこの本のメインと考えているので、個別の企業の分析をしたい場合は上記に挙げたようなサイトで分析をしてみることをおすすめします^^
馴染みのある企業の新たな発見もある
自分がよく使うお店だったり、携帯のアプリ、日常の商品に携わっている企業を見てみると、どんな企業と業務提携をしているのか、どんな企業に出資しているのかなどもわかるので、その企業の新たな一面も知ることができます
そこから企業を広げていくことで、自然とどんな銘柄があるのか知ることができますし、気になった企業があったら上記に挙げたサイトなどで分析をしてみることでより深くを知ることができるようになります
銘柄分析をするにはまず銘柄を知らないといけないので、企業を知るには最適な一冊となっています
活字ばかりでないので本が苦手な人でも読みやすい
銘柄を分析する際の本というと四季報のような分厚くて活字しかないような堅苦しいものが想像されがちですが、業界地図はそうではないので本が苦手な人でもかなり読みやすい一冊です
というのも、企業同士を線で結んで補足が書かれているといった内容になっているので、読むというよりは、見るというイメージのほうが近いかもしれませんね。もちろん文字で解説する欄もあり、バランスよく構成されているので知りたいところや、補足も充実した内容となっています
私の周りにも四季報は無理だけどこれなら何とか見れるという人もいるので、本が苦手な人にも安心しておすすめしています
おわりに
ということで銘柄を探す際のおすすめのサイトと、おすすめの一冊を紹介させていただきました
たくさんの銘柄を知ることは投資の選択肢を増やすことにも繋がります。それは投資の勝率にも関わってくるので、まずはどんな企業があるのかを知ることが大切ですね
そしていろんな企業が洗い出せたら次に銘柄分析をしていきましょう。分析をして自分が気になる銘柄をまとめていくことで株価や業績など追いやすくなるので、自分なりのリストを作ることを目標にしてみるのもいいですね
投資はいろんなやり方があるので、自分に合ったやり方を探しながら無理なく行っていきましょう
今回は以上です!最後までご覧いただきありがとうございました^^
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