投資の話を聞いてると画数の多い漢字ばっかり出てきてそっちの意味を調べる方がよっぽど大変だぜ
そうだね。普段聞き慣れない言葉だろうし、難しい話を理解しようとしてるのに難しい言葉が出てくるようじゃ本末転倒だね。よし、今回はよく出てくる用語を改めて解説していこうか
ということで今回は画数の多い投資に出てくる単語を解説していきたいと思います
今まで投資信託や、NISAなど解説してきましたが、その中にも難しい単語があったと思います
そういった言葉を記事中では説明できなかった分、詳しく解説していきたいと思います
もちろん今回ですべての単語を理解することは不可能なので、まずはよく出てくる言葉から解説していきましょう
株式と債券
株式とは
株式ってのはなんとなくわかるぜ。売ったり買ったりして大金持ちになれるやつだ。
なんとなくそういうイメージの人が多いんだろうね。それも間違いではないけれども、もっと詳しく見ていこうか
株式というのは、企業にお金を出してくれた人に対して発行する証券のことを言います
株を発行することは企業が資金を集める手段の一つなんですね
そこで集めた資金は設備投資などの事業の拡大に使われます
例えば企業で新しい製品を開発する為にはそれなりの資金が必要になりますよね
そこで株を発行したことで得た資金を使って新しい製品の開発に臨むわけです
私たちが株を買うことによって、企業の成長に貢献できるのです
そして企業は株を発行して集めた資金を返済する義務はありません
その代わり株を買った人(株主)は売り上げの一部を配当金としてもらったり、企業が成長し株の価値が上がればそれを売り、利益を得ることができます
私たちがよく聞く株というのはこの株式ということなんですね
ようはその会社の株式を買って、応援していくってことか。
そういうことだね。これから成長するであろう企業の株式を買って、その企業が成長し株の価値が上がれば、株を買った人に利益が発生するわけだからね。株を買うということは期待していることに変わりはないわけだ。
債権とは
株式と違ってこっちは聞きなれない言葉だな。
株式とセットで出てくることが多いね。なぜセットで出てくるかというと、分散投資の中で債権は一役買ってる場合が多いんだ。
債券とは企業などがお金を借りるために発行する有価証券のことをいいます
簡単に言うとお金を貸すことですね
銀行からお金を借りると利子をつけて返していきますよね
それと同じ様に私たちが債権を買うことによって、利子をつけてお金を貸すことができるんです
企業などの営業成績に左右されることなく、リターンがあるのでローリスク、ローリターンなんですね
ローリターンというだけあって株式ほどの利益は出ないのでそこは注意が必要です
そしてお金を貸す対象ですが、大きく分けると2つあります
国へお金を貸す国債と、企業へお金を貸す社債の2つになります
それぞれ対象の債権を買うことによって国や企業にお金を貸すことができるのです
債権は満期が設定されていることも株式とは違う点ですね
期間が設定されていて、その中でしっかり返済されていきます
途中で企業が倒産してしまった場合はお金が戻ってこない場合がありますが、よっぽどの事がないと倒産までいきませんよね。そこがローリスクと言われる所以ですね
債権はローリターンのためメインに投資をしているという人はあまりいないと思われます
しかし、分散投資の中に債権を組み込むことによって値段の上下を緩やかにすることができます
100%株式だけを買っていると、企業の成績によって大きく値段が上下してしまい
初心者の方なんかはその激しい値段の動きに不安を覚える人も少なくないと思います
そこで、例えば100万円で投資をしようと考えたとします。ここで60万円分株式を買って、40万円分債権を買いました。しかし、株式が暴落して大幅に株価が下がり、半分の30万円になったとします。もし株式だけを保有していた場合この時点で50%の損ですが、40万円分債券を保有していますよね。企業が倒産しない限り安定したリターンを出す債権があることによって、株式だけの損で済むわけですね
このように債権を少し保有しておくことで、株式の激しい値段の動きを債券で少し緩やかにすることができるんですね
こういった目的で債権を買う人は多いのではないでしょうか
まさか俺がお金を貸す側に回れるとは。債券を買いまくって利子でガッポガポだぜー!
残念ながら国債でも固定の金利は0.05%だから債券だけでガッポガポは現実的ではないんだよ。とにかく利益を出したいという人は債券メインというよりも、株式と債券を組み合わせて保有することで債権の魅力に気づくことができるのではないかな。もちろん債券メインで定期預金のように運用することも安全で良い選択だと思う。要は目的に合わせて株式、債券を上手に買っていこうということなんだ
上場
上場ってのもどっかで聞いたな
これはETFの説明の時に話したね。上場投資信託という言葉を覚えているかな?
じょうじょ…っっう!頭が割れそうだ!
こたろーにはもう一度ETFの解説が必要だね
上場とは、簡単に説明すると証券取引所で株の売買が自由に行えるようになることをいいます
企業の株を公開し、上場することで私たち投資家が株を売り買いできるようになるんですね
自分の勤めている企業の株などを証券取引所やネット証券口座などで探してみても、恐らく出てこないところがほとんどだと思います
それは上場していないからなんですね。こういった企業のことを非上場企業といいます
上場することで、株式の説明にもあったように企業の株を買ってもらい、事業の拡大に使う軍資金を集めやすくなるなどのメリットがあります
株式市場に上場するには厳しい審査がありそれをクリアすることで上場することができます
つまり上場していることで信頼を得ることもできるんですね
そして上場企業は株の売買が自由にできるようになることから、決算報告書による情報開示が義務付けられているんです
株を買う人は企業の情報をしっかり把握したうえで売買を行いたいですよね
決算報告書を公開することで必要な情報を投資家に伝えることができるので、このような義務が生じています。
要するに、株で売ったり買ったりできる企業ってのはみんな上場企業ってことなんだな。
そういうことだね。そして、上場している投資信託のことをETFというんだったよね。思い出したかな?
ん?…おう。あれな、CPUな
またこのような用語解説も行っていくので、これから投資を始めたい人や、用語の意味を知りたい人は是非とも足を運んでみてくださいね
今回の記事を読んだ後に投資信託やETFの解説を見るとより理解が深まると思うので、また時間がある時には覗いてみてください^^
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