なんか買って持ってるだけでお金をくれる株があるって聞いたぞ!
配当金のことだね。株やETFを持ってると、持っている株の数に応じて企業がお金を配布してくれるんだ
なんだと…?じゃあそれ買って昼寝してれば勝手にお金が入ってくるってことか!ちょっと仕事辞めてくる!
仕事してたんだね。じゃあ今日は配当金、高配当株について解説していこう。その説明を聞いてから仕事を辞めるか判断するといいよ。
ということで今回は配当金、高配当株について解説していきます。
この記事を読めば高配当株、配当金について、基礎的なところを理解できると思うので是非読んでみてください
配当金とは
俺は今すぐ配当金が欲しい。どの株を買っても配当金はもらえるのか?
配当金は基本的には出すところのほうが多いかな、でも配当金を出さない企業もあるからそこは覚えておいてほしい。まずは配当金の基本的なところを説明していこうか
配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に還元するお金のことをいいます
株を買う人はその企業の成長に期待して、応援の意味を込めて株を買いますよね
企業は利益を出すと株主にお礼の意味も込めて配当金を支払うのです
配当金ではなく、企業のサービスや物で還元していくこともあります。これを株主優待といいます
配当は年に1回または2回のところが多い傾向にありますね
いつ配布されるかは、決算発表や経営計画で知ることができます
配当金を得ることは株主にとっても有益なことですから配当金に力を入れている企業もあるんですね
配当金っていくらもらえるの??
そ、それで肝心の値段は…?いくらもらえるんだ⁉百万買ったら百万もらえるのか⁉
それじゃあ、株を売る意味がないよね。いくらもらえるかは企業によって変わってくるんだ。そこを詳しく解説していこうか
配当金がいくらもらえるか、これに関してはその企業によるんです
金額をどこで確認できるかというと、その株の企業情報のページで確認をすることができます
配当金を出している企業の配当利回りはだいたい平均2%と言われてますね
この利回りという数値は、株価と配当金による計算式で求めることができます
その計算式が配当金÷株価×100になります。実際の数字を用いて見てみましょう
銘柄名 | 株価 | 配当金 |
トヨタ自動車 | 9,000 | 200 |
例えば上記の表のような株を買ったとします。※実際の数字とは異なります。
この場合、1株9,000円で販売されていて、1株当たり200円の配当金をもらえるという事になります
つまり上記の式に当てはめると、200÷9000×100=2.2%
という結果になりました。つまり上記の株は配当利回り2.2%の株というわけですね
だいたい日本の配当利回りの平均値でしたね
この200円の配当金が一年間かけて支払われることになるんです
9000円の株を買って200円?…それが一年間で支払われる金額?こんなものなのか。こんなんで仕事辞めたら、生きることを辞めることに他ならないぜ
そういうこと。もちろんこれは一例だし、ちょっとずつ株を買って保有数を増やしていけばその分配当金も上がってくるからね。いきなり配当金で生活するにはかなりの資金力が必要になるんだ。
でもじゃあ、いつこの配当金はもらえるんだ?株を買ったらその日にもらうことができるのか?せめて缶ジュースの一本くらい買わせてくれ…。
では次は配当金を受けとれる日について見ていこう。
配当金はいつ受け取れるの??
実は配当金を受け取るには、権利付き最終日まで株を持っていなければいけないんです
権利付き最終日まで株を持っていることで配当金を受け取る権利を得ることができます
そして、権利付き最終日の次の日のことを権利落ち日といいます
実際に例を挙げて見てみましょう
例えば9月の末に配当を出す企業があったとします。
権利付き最終日 | 9月28日(月) |
権利落ち日 | 9月29日(火) |
権利確定日 | 9月30日(水) |
この場合上記の表のようになるんですね。配当金を受け取るにはこの権利付き最終日まで株を持っていることが絶対条件なのです
よし!じゃあ、この日までに買って配当金でキンキンに冷えた缶ジュースを買ってやるぜえええ!
ちなみに実際に振り込まれるのは、この権利付き最終日からさらに2,3か月後になるから気長に待つことが大事だね
なげえええええええ!
ちなみに権利付き最終日に近づくにつれ、株価は上がってくる傾向にあります
みんな配当金が欲しいからですね
そして権利落ち日になると株価は一気に下がる傾向にあります
これはなぜかというと、権利付き最終日まで保有していれば配当金を受け取る権利を得て、権利落ち日になれば売ってしまっても配当金は受け取れるからです
なのでこのタイミングで株を手放す人が多いんですね
高配当株とは??
じ、じゃあ高配当株ってやつは?高配当ってやつはきっとすごい配当利回りになってるんだろうな?30%とか50%とか⁉
そんな配当利回りの物が存在するとしたらそれは間違いなく詐欺だね。高配当株というのは正確な数値は決まっていないんだけど、一般的に配当利回りが4%を超える物のことを高配当株という事が多いかな
よ、…よんぱーですか。さっきの9000円の株価で200円が2.2%だったから、ざっと400円もらえれば4%越えだな
お、今日は冴えてるね
一般的に配当利回りが4%を超える株は高配当株といわれています
もちろん中には5%、6%と利回りが大きいものもありますが、配当利回りが高いものを片っ端から買えばいいというわけではありません
企業の業績が悪化すれば配当金は減配される場合もあります
中には、今回は配当金は出せませんという事にもなるかもしれません。
そうならない為にも、業績が安定している。利益を毎年しっかり出せていて、少しずつ利益も伸びているような企業を選ぶ必要があるのです
配当金目的で買ったのに、配当金がもらえなくなったということにならないように
自分で株を買う企業を見極めていく必要があります
高配当とはいえ、もらえる金額は小学生のお小遣い程度、しかも、すぐにもらえるわけじゃない。なかなか厳しい世界だな
そうだね。でも配当金をもらえるという事は完全なる不労所得だからね。コツコツと株を買っていき、もらえる配当金を増やしていくのも楽しみの一つだと思うよ。もちろん銘柄はしっかり選んでいく必要があるからそこは注意が必要だね
終わりに
今回の記事を簡単にまとめると
- 企業が得た利益の一部を株主に支払うことを配当金という
- 配当金をもらうには権利付き最終日まで株を保有している必要がある
- 配当利回り4%を超える株は高配当株といわれる
- 配当利回りがただ高い株を買うのではなく、企業の業績、将来性があることを見定めて買う必要がある
配当金は不労所得です
一気にもらおうと欲張らずにコツコツと銘柄を見極めながら買っていき、少しずつもらえる配当金を増やしていけるといいですね
今回は以上です!他にも投資に関する記事があるので興味がある記事は是非読んでみてください!
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